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2008年11月11日

しつけと愛情2

犬と赤ちゃんが共存するためにはどうすればいいか?

という事を考えてみたい。

これまで、『にぃにぃのしつけ』は、
自分とchi-koが出来る範囲で、おしみない努力と愛情をそそいでおこなってきた。
幸いにもにぃにぃも非常に躾けが入りやすい犬種で、
しかも理解能力がとても高い犬(笑)



そのためこれまでに手を焼いてしまう事は一度もなかった。

正直こんなに飼いやすい犬はいない。

どこに行くのも、何をするのも一緒で
自分たちの子供として育ててきたにぃにぃである。


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yukunが生まれ、新しい家族が増えていろいろ考えていかなければ
ならないこととしてまず第一にあげる事は、
yukunとにぃにぃと私たちが快適に楽しい生活をこれから送るには
どうすればいいか?


改めて『しつけ』を考えて行く時が来た。

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1)犬は群れを作って生活する。
2)自分より強いと認めたリーダーの存在は絶対的で、
  群れはリーダーの指示に従って行動する。
 (強さとは力だけではなく尊敬されるという意味が最近の動物行動学的にも強調されている。)
3)自分が今どの順位にいるのかを常に確認しながら生活する。
4)警戒心が非常に強く自分のテリトリーを持っている。

など犬には本来持っている習性がある。

当然、にこちんも持っている犬(笑)

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上下関係で判断すると言うが、
それを教えてあげられる飼い主でない場合は、
犬より下になってしまう?

散歩させたり、エサをあげたり、褒めたり、何かをさせたり
とコマンドを出せば、犬は自分よりも上であると認識できる。

が、そうした事ができない赤ちゃん(yukun)
はどうしたらいいか?

小鳥犬犬(怒)


愛犬はそれで理解できても、
赤ちゃんは『上下関係』やイヌ社会なんてわからないでちゅ。

愛犬より下の存在だと自分のテリトリーを犯され途端に、
唸ったり、噛みついたり…なんてことも。

あの、にこちゃんも…!


これでは、家族全員が不幸です。

そこで、愛犬に対する再教育(再しつけ)が必要になってくる。

言いかえれば、愛犬に対するしつけの考え方を、
飼い主がもう一度考え直し、
示していく必要があるということ。


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そこで、『赤ちゃん』という存在を家族(群れ)の中で
どうのうように位置づければいいかを教える必要がリーダーにはある。

(リーダーと言っても城島くんじゃない)




犬が闘争心をむき出しにする根本は、『不安』にあると思う。
これは、犬に限らず、人間も怒りや愚かな行為は
こうした『不安』から生じるようである。


『不安』から恐怖が感じ、自己防衛本能がでる。
この『不安』を取り除いてあげることを大切にした。

まず、yukunが生まれることを、chi-koのお腹が大きい時から、
お腹にむかって話しかけた。

最初は、chi-koに対して遊んでいると思ったらしく、
にぃにぃはその間に顔をおしつけるように割って入ろうとした。

けれどyukunというまだ目には見えないけど、
存在を感じられるように、
にぃにぃにも認識させるために続けた。

でも、これは実際は、父親としての自分の自覚にもなった。
何度も、何度もお腹に声をかけることで、
その存在感がとても強くなり、愛しさが込み上げてきて、
産前でもそこに『いる』という感覚が自分にも芽生えた。

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そして、いつも、いつもyukunの名前を頻繁にだし、
yukunのために買ってきたものを見せてから、
『これはにぃにぃのじゃない。yukunのだよ』
と何度も何度も言い聞かせた。

これは自分の大切なものに触れてもらいたくない時に、
いつも行う方法で、
『No!にぃにぃのじゃない』と言い聞かせてきたため、
すぐに触らなくなった。

だから、もってきてほしくないものを持ってきた場合は、
叱るよりもひたすら無視するか、この言葉をコマンドする。

yukunが生れ、入院中に使用した洗濯物の匂い毎日をかがせた。



chi-koのものはしっぽを振って匂いをかいだが、yukunのものになると、
ぴったりしっぽは止まり、くまなく匂いを嗅ぎ続けていた。

明らかに違う『存在』を意識したようだ。

そのことを何度も何度も行い、yukunの匂いを通して
新しい家族が増えたことを認識させた。

もちろん、何度も何度もにぃにぃに新しい家族が加わり、
赤ちゃんがお家にくることを言い聞かせた。


言葉がそんなに伝わるものだろうかと思うかもしれないが、
気持ちというものは犬であろうと、
言葉のわからない赤ちゃんだろうと必ず伝わるものである。

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だからにぃにぃにも伝わっていると確信できた。

けれど入院中は10時間ぐらいは家を毎日あけることになり、
にぃにぃには随分と寂しい思いをさせてしまった。


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だから、自分の睡眠時間を削ってでも、
にぃにぃと家にいられる時間はたっぷり遊んだり、
話しかけたりと愛情をそそいだ。

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そこで、『にぃにぃのじゃない。yukunの』とコマンドすることで、
これはyukunであるとにぃにぃの中で
一つの『存在』として認識できるようになっていった。

産前にしきりにyukunという言葉を聞いていて、この匂いがまさに、
『yukun』であると認識させ、
家に帰ってきたときに、yukunという匂いのする者が家にいると
再認識できるようにしつけられ、
得体のしれない者が急に家の中に入って来たという『不安』にならずにいられ、
一切吠えたてたり、よそ者が侵入したという防衛反応は全くみられなかった。

むしろ、とても好意的で、楽しみにしていたかのようにもみえた。

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これで、我が家(群れ)の中にyukunが加わったという環境の変化に不安もなく、にぃにぃにはすんなり理解できたように見えた。


次にこの『yukun』がにぃにぃ自身の中で、
どういう存在になるかという問題になる。

元来、『犬は弱者に対して寛容である』という習性がある。

つまり、yukunは弱者であるから、自分は寛容にならなくてはならない。
この家族(群れ)の中で、擁護されるべき存在であると認識させる。

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どうするればいいか?


にぃにぃに対して感情的に叱ってしまうことだけは、どうしても避けたかった。

その理由として、にぃにぃにとって決して故意ではなく、
叱ることで、
赤ちゃん=いやな思い
というコマンドになり、好意的でなくなってしまう。

それに寂しい思いを掛けてしまう。

もうひとつは、叱るという感情が、yukunに伝わってしまい、
自分が叱られている、怒られているという思いがyukunの人格形成に影響を与えてしまう可能性も心配である。

だから、して欲しくないときには『No』が理解できる。
必ず静止させる。

その予測をした上で見守る。

という事を行った。

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yukunを地面に置くとおそらくにぃにぃは急いでかけより、
鼻でつついたり、舐めまわしたりということが予測できる。

だから、最初に待てと静止させ、
静かにyukunを床に置いてみせる。


バタバタ手足を動かし、興味を誘う行動をとるが、
『マテ』のままそばでその光景をみさせる。

そして、リーダーがいかに大切にしているものであるか、
じっとそばで見させる。
決して、にぃにぃを排除させたりはしない。

犬はバイ菌がいっぱいいるとか、
危ないからという理由だけでは無視したり、隔離したりはしない。

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赤ちゃんってかわいいね。
泣いているから面倒みようね。

と一緒にそばで見させる。


それを繰り返すことで、赤ちゃんは何もできない弱者で、
そしてリーダーがとても大切しているもので、
擁護していることを覚えさせ、
静かに見守ることを教える。

そばで見守っていることで、褒められるということを徹底して
行うことで、
自分が赤ちゃんにどのように接すればいいか理解し、
自分も守らなくてはという使命感が犬にも芽生えてくる。

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今ではyukunのベッドの前や、傍でいつも『見守る』ことができる、
立派なお姉ちゃんに成長し、にぃにぃに対する信頼が一層強くなった。


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そんなにぃにぃを心から誇りに思う。

そして愛しさで心があふれ、胸がいっぱいになる。















ニックネーム yo4 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする